2008年2月26日火曜日

阪急 電鉄

大阪の電車 青春物語

この本の作者は大正末期に大阪で生まれ、和歌山の大学を戦後直後に卒業した後、昭和20年〜31年の間京阪神急行電鉄(昭和47年に阪急電鉄と改称)へ勤めていました。前作の「阪急電車青春物語」では、神戸線の開業辺り(大正末期)から京阪電鉄の統合と分離(終戦直後)の時期を中心に、阪神急行電鉄(当時の阪急の正式社名)の様子を描いていましたが、この作品ではそれを関西の私鉄全般(一部、近鉄など東海地方のもの、それに東京都電や関西省線〔国電〕の様子も入ってはいる)に拡大した印象があります。作者の経験も生かして、関西私鉄路線(地下鉄や市電も入る)の今昔の様子を綴っていますが、文章からは作者が各々の路線に愛着を持っていることも感じ取れました。また、いろいろな路線の戦前の様子を記したところには、新しい見識を与えてくれるところもありました。関西私鉄の経緯について興味をもたれたのなら、一度読んでみてはいかがでしょうか。

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